シャオミ、米国に先立ちインドを徹底攻略 <動画>新しいスマホ販売手法を導入
中国のスマートフォンメーカー小米科技(シャオミ)は、米国進出を目指しており、そこでは正面からアップルに挑むことになる。その頂上決戦に先立ち、小売店やオンラインを通じてインド市場でのシェア拡大を目指している。
シャオミはすでに10億人以上の消費者からなる国内市場を支配している。そして今、別の市場に目を向けている。インドである。
ロイター通信のジェーン・ランヒー・リーは次のようにリポートする。
「シャオミは中国におけるアップルとして知られていますが、アメリカ進出に先立って、発展途上にある市場へと手を広げつつあります。インドは世界第3位のスマートフォン市場であり、ここで新戦略を試しつつあるのです。オフラインでの販売を試験的に行っています」
オフサイトでの販売を開始
シャオミはFlipkart.comとの独占販売契約をやめ、携帯電話の小売チェーンを通じて製品を提供し始めると発表した。つまり、オンライン販売だけでなくオフサイトでの販売にも乗り出すのだ。また、ECサイトであるAmazonやSnapdealなどといった、他のオンライン小売業者を通じての販売も始めるという。
「ですから、今やお気に入りのMiブランドを5つものルートで入手できることになります」
このスマートフォンメーカーがインドに進出したのは7月以降のことであり、市場におけるシェアを築くため、大変な努力を重ねている。
2014年末の3カ月間、シャオミはインド市場のおよそ4パーセントの販売シェアしか獲得できなかった。これはサムスン電子の27パーセントに遠く及ばず、業界第6位にあたる。
世界市場でトップに上り詰めるまでには長い道のりが待ち受けているが、設立からたった5年しか経っていない企業であることを考えると、かなりの成長であると言えるだろう。
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