埼玉県に潜む「ウイグル料理工場」その意外な全貌 ファストフードのように食べ歩きに合う料理も

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たしかにお店で加熱するだけで提供できるなら高度な調理技術を持ったシェフを店舗ごとに探す必要はなくなり、品質のブレもなくなる。

ガチ中華でチェーン化に成功している味坊や食彩雲南も工場(セントラルキッチン)を構えており、月餅や点心、干し肉や滷肉(肉を醤油やスパイスで煮込んだ料理)などを生産、各店舗に配送している(味坊や食彩雲南は工場だけでなく店舗にもシェフがいるのでハイブリッド型だ)。

ファストフードのような側面も

野外で開催された春節祭でも人気だったように、サムサやシシカバブは店舗でじっくり味わう料理というより食べ歩きにちょうどいいファストフードのような側面もある。駅前などに小さな店を構えているケバブ屋のようなイメージで小腹が空いたときに適した料理だ。

Tandoor Masterも小型の店舗なら、チェーン化できる可能性があるのではないかと感じた。現在は新大久保に実店舗を準備中で、プレオープン期間を経て正式オープンを目指している。日本の街中でも、ケバブ屋のような形で、ウイグルのサムサが食べられるような未来がくるかもしれない。

阿生 ライター

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あしょん / Asheng

東京で中華を食べ歩く会社員兼ライター。大学在学中に上海・復旦大学に1年間留学し、ガチ中華にはまる。現在はIT企業に勤める傍ら都内を中心に新しくオープンした中華を食べ歩いている。(X(旧Twitter)公式サイト

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