小倉優子さん「早稲田受験の411日」で見せた激変 「わからない」ときに折れる人、伸びる人の大差

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この考え方は、作中でも桜木先生が触れています。

(漫画:©︎三田紀房/コルク)

僕はこの言葉を、小倉さん自身が体現している、と感じたのです。

いくつであっても、何か1つの目標を持って努力する中で、思考が変わり、姿勢が変わり、人格が変わる。そういう瞬間を目撃したように感じているのです。

数値目標に向かって努力することの価値

いま、ペーパーテストの受験で大学に入学しようとする人の数は減っています。総合型選抜で受験する人が増えて、一般入試で受験する人の割合が減り、浪人する人も少なくなっています。

でもそんな中で、時代錯誤かもしれませんが、やっぱり受験っていいな、って思いました。

数字で決められた明確な目標に向かって努力することの価値は、やはり大きいのではないかと、小倉優子さんの411日の受験をお手伝いさせていただいた人間として、すごく強く思うのです。

西岡 壱誠 現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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