老け顔になる?「歯ぎしり」注意したい7つの点 歯ぎしりには3つのタイプ、最新の治療法も伝授
ある日本の研究では、すべての人が寝ているときに歯ぎしりや食いしばりをしている可能性を指摘しています。この研究では、「自覚がない」または横で寝ている「スリープパートナーから指摘されたことのない」人でも、研究対象者の全員が1晩で平均15分におよぶ歯ぎしりや食いしばりをする結果でした。歯ぎしりや食いしばりは歯をすり減らすだけでなく、頭痛や肩こり、顔つきにまで悪影響を与えます。今回は歯ぎしりや食いしばりの意外な原因から最新治療法について、歯学博士の宮本日出(みやもとひずる)さんに解説してもらいました。
そもそも、歯ぎしりや食いしばりってなに?
歯ぎしりや食いしばりは、無意識に唇を噛んだり指をしゃぶったりする口腔の癖の一種で、専門的には『ブラキシズム(bruxism)』と言います。ブラキシズムは以下の3タイプがあります。
① グランディング(grinding):歯ぎしり
上下の歯を擦り合わせ「ギシギシ」と音を発生させるタイプ
② クレンチング(clenching):歯の食いしばり
音は発生しないが上下の歯を噛み締めるタイプ
③ タッピング(tapping):上下の歯を「カチンカチン」と空噛みするタイプ
上下の歯を擦り合わせ「ギシギシ」と音を発生させるタイプ
② クレンチング(clenching):歯の食いしばり
音は発生しないが上下の歯を噛み締めるタイプ
③ タッピング(tapping):上下の歯を「カチンカチン」と空噛みするタイプ
誰でもブラキシズムは持っていますが、③タッピングをする人はわずか3%未満で、ほとんどは①グランディング(歯ぎしり)と②クレンチング(食いしばり)か、あるいは①と②の混合型です。
常習の人は毎晩、1時間以上続くので、横で寝ているスリープパートナーはうるさくて眠れず、トラブルの原因になることも少なくありません。また、ブラキシズムによる口腔内や体への悪影響が出る人も全体の8〜16%います。
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