最後にgrocery store(食料品店)の発音を見てみましょう。初めの単語のgroceryに2通りの発音方法があります。「グロウ-シュリー-ストア(groh-shery store/ˈɡroʊʃri stɔɚ/)」とCの部分を「シュ/ʃ/」の音で読む方法と、「グロウ-スリー-ストア(groh-sery store/ˈɡroʊsri stɔɚ/)」とCの部分を「ス/s/」の音で読む方法です。
grocery store
groh-sery/ˈɡroʊsri/
groh-shery/ˈɡroʊʃri/
『Speaking American』によると、「シュ/ʃ/」のほうがほぼアメリカ全域をカバーしているのですが、「ス/s/」のほうはBoston(ボストン)、New York City(ニューヨーク・シティ)、Philadelphia(フィラデルフィア)、Pittsburgh(ピッツバーグ)、Miami(マイアミ)、Chicago(シカゴ)、San Francisco(サンフランシスコ)、Los Angeles(ロサンゼルス)などの大都市圏で多く使われているようです。
おもしろいことに、若い人ほど「シュ/ʃ/」のほうを使う傾向にあるようで、1995年生まれでは66%の人が「シュ/ʃ/」と発音するそうです。1975年以前に生まれた人では「ス/s/」のほうが優勢なのですが、1975年あたりでちょうど半々くらいとなり、その後は「シュ/ʃ/」のほうが増え続けています。
困ったときの小ネタとして
いかがでしたか。今回取り上げた10の単語や表現、ぜひ覚えておいてアメリカ人との会話で話すことがなくなって困ったら使ってみてください。「○○出身ということは、『炭酸ジュース』はやっぱり××と呼ぶんですか」と聞いたり、紙にcaramelと書いて、「この単語、発音してみてください」みたいに頼んでみたりするといいでしょう。
異なる地域出身や異なる世代のアメリカ人が複数人いると、さらに会話が弾むと思いますよ。筆者はこの記事を書きながら、アメリカ人の同僚たちに質問していて、いまここでまさに盛り上がっています!
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら