地図でくっきり「炭酸ジュースの3大勢力」の超意外 アメリカ人と会話が弾む方言ネタ10選

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最後にgrocery store(食料品店)の発音を見てみましょう。初めの単語のgroceryに2通りの発音方法があります。「グロウ-シュリー-ストア(groh-shery store/ˈɡroʊʃri stɔɚ/)」とCの部分を「シュ/ʃ/」の音で読む方法と、「グロウ-スリー-ストア(groh-sery store/ˈɡroʊsri stɔɚ/)」とCの部分を「ス/s/」の音で読む方法です。

食料品店
grocery store
groh-sery/ˈɡroʊsri/
groh-shery/ˈɡroʊʃri/

『Speaking American』によると、「シュ/ʃ/」のほうがほぼアメリカ全域をカバーしているのですが、「ス/s/」のほうはBoston(ボストン)、New York City(ニューヨーク・シティ)、Philadelphia(フィラデルフィア)、Pittsburgh(ピッツバーグ)、Miami(マイアミ)、Chicago(シカゴ)、San Francisco(サンフランシスコ)、Los Angeles(ロサンゼルス)などの大都市圏で多く使われているようです。

おもしろいことに、若い人ほど「シュ/ʃ/」のほうを使う傾向にあるようで、1995年生まれでは66%の人が「シュ/ʃ/」と発音するそうです。1975年以前に生まれた人では「ス/s/」のほうが優勢なのですが、1975年あたりでちょうど半々くらいとなり、その後は「シュ/ʃ/」のほうが増え続けています。

困ったときの小ネタとして

いかがでしたか。今回取り上げた10の単語や表現、ぜひ覚えておいてアメリカ人との会話で話すことがなくなって困ったら使ってみてください。「○○出身ということは、『炭酸ジュース』はやっぱり××と呼ぶんですか」と聞いたり、紙にcaramelと書いて、「この単語、発音してみてください」みたいに頼んでみたりするといいでしょう。

異なる地域出身や異なる世代のアメリカ人が複数人いると、さらに会話が弾むと思いますよ。筆者はこの記事を書きながら、アメリカ人の同僚たちに質問していて、いまここでまさに盛り上がっています!

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箱田 勝良 英会話イーオン 教務部 チーフトレーナー

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はこだ かつよし / Katsuyoshi Hakoda

1972年静岡県熱海市生まれ。1995年筑波大学国際関係学類卒業、株式会社イーオン入社。

講師として、これまでに約1万人を教える。スクールの講師を経た後、法人部教務コーディネーターとして、多くの企業の研修カリキュラム企画と講師を担当。楽天の社員の英語力研修も担当した。TOEIC(R)テスト990点満点、実用英語検定1級。

学生時代には1年間の留学以外には海外経験なしで、日本に住み暮らしながら英語力を飛躍的にアップさせた。その自身の経験を基に、現在は教務部のチーフトレーナーとして、イーオン全体の講師の研修やカリキュラム立案に関わる。

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