「子どものスマホ」いつから持たせるのが正解? 「長時間利用」「高額課金」「出会い」という不安

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中学生になると、部活や友人からの連絡がLINEへと切り替わっていきます。小学生時代の友人ともLINEでつながり、雑談で支え合うこともあるでしょう。出かけた先で電車が遅延したら、乗換案内を調べることもできます。「お腹すいたけどお小遣いが足りない」と言われたら、キャッシュレス決済で送金してあげられます。勉強がわからないときはYouTubeで配信されている講義を見たり、ウェブサイトで深掘りして調べたりもできます。

スマホは子どもにとってもメリットは大きい

ほとんどの大人が持つほど便利なスマホは、子どもにとってもメリットが大きいデバイスです。とはいえ、大人と同じ機器を使わせるには心配な点があります。すでにスマホを持たせている保護者の方から寄せられる悩みは、大きく分けて3つあります。

1つめは、長時間利用です。スマホは動画視聴やゲーム、友人との交流などさまざまなことができるため、時間を忘れて画面に向かってしまいます。保護者としては、成長期に睡眠時間が減り、視力も落ちるのではと心配になります。毎日寝不足で学校に向かえば、勉強がおろそかになるかもしれません。

2つめは、高額な課金です。ゲームアプリは有料アイテムを購入するとレベルが上がりやすくなり、写真加工アプリでは課金するとエフェクトがたくさん利用できるようになるなど、アプリには課金したくなる仕組みが作られています。しかし、いくら子どもが勝手に課金したといっても、料金を返してもらうことは難しいため、注意が必要です。これまで何十万~数百万円にも及ぶ金額を課金したという相談が消費生活センターに寄せられています。

3つめは、知らない人と出会って誘拐や性被害に遭うのではないかという心配です。スマホはネットにつながるため、言うなれば世界中の人と出会えます。それは素晴らしいことではあるのですが、悪い人と出会って被害に遭う可能性もあるということです。TwitterやInstagramといったSNSだけでなく、ゲームのオンラインチャット、音声交流アプリでも出会えます。詐欺やマルチ商法に巻き込まれる人もいます。

スマホを持たせると、こうした悩みと向き合わなければなりません。また、機器代金や月額料金が高額になりそうな点も懸案事項のひとつです。

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