「子どものスマホ」いつから持たせるのが正解? 「長時間利用」「高額課金」「出会い」という不安

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また、調査を見ると、小学生未満や小学校低学年でもスマホを持つ人がいることがわかります。MMD研究所が2020年1月に行った同様の調査では中学3年生でスマホを持つ人がもっとも多く、小学生未満や小学校低学年を見ても少なめであることから、スマホデビューの低年齢化が進んでいることは間違いありません。

スマホを持たせると何が起きるか

先ほど、スマホを持たせるメリットとして「見守り」を挙げました。しかし、子どもを見守るデバイスはスマホだけではありません。

子どもの位置情報を把握するには、子ども用GPS機器も利用できます。子ども用GPS機器は小型でランドセルなどに忍ばせておけば、親のスマホで位置情報を正確に把握できます。学校でケータイやスマホを禁止されていても、GPS機器ならOKという場合もあるでしょう。ただし、お互いに連絡が取れないため、緊急事態が起きてもわからない可能性があります。

また、キッズケータイも見守りに有力なデバイスです。キッズケータイは、ガラケーの子ども向け機種にあたり、通話やメッセージで連絡が取れます。GPS機能で位置情報を把握できるほか、機種によってはカメラ機能を楽しめます。スマホとは違ってアプリを入れたり、ウェブサイトを見たりすることはできないため、知らない人と出会うきっかけにもなりません。ただし、小学校高学年になると限定された機能では物足りなく感じる人もいるでしょう。

子ども用GPS機器やキッズケータイは、月額料金が安く、子どもが乱暴に扱っても壊れにくいこともあり、大人にとっては安心して持たせられるデバイスです。一方、スマホにすればネットが使えるようになるため、子どもができることが広がります。

スマホを持たせるメリットとしては、LINEでやり取りすることで見守りだけでなく家族の親睦も深まること、子どもが友人と連絡しやすくなること、ネットで調べものができること、アプリでさまざまな機能を使えること、などです。

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