VTuber「サロメ嬢」起用したヤクルトCMの衝撃 木村拓哉が出演のCMがランキングの上位に
最後に、意外性のあるキャスティングが話題のヒット作、ヤクルト『ソフール』の新CMを紹介したい。CMには商品の発売年である1975年生まれの内田有紀を起用。そのほか、チャンネル登録者数170万人以上を誇る人気VTuber・壱百満天原(ひゃくまんてんばら)サロメが声の出演を果たし、注目を集めている。
商品を手にした内田に、サロメが「そちら、ただのおヨーグルトじゃございませんわ」と天の声として語りかけ、「ヤクルトのおヨーグルトですわ~」と高らかな声で繰り返す。「おヨーグルト?」と戸惑う内田に続けて「食べる、乳酸菌 シロタ株」のコピーが映され、ラストは商品を味わってほほ笑む内田に「満点サロメー!」というサロメの決めゼリフがかかる内容だ。
絶大な訴求力を持つVTuber
支持層を見ると10、20代の女性や主婦層から好スコアを獲得。CMに好感を示した人のうち95%が商品を「ためしてみたい」または「いま愛用している」と回答した。モニターからは「サロメがCMに出ていてうれしい」「地上波のCMにVtuberが出たのが衝撃的だった」など、若年層を中心にサロメの起用に関する声が多かったほか、「おヨーグルトと上品に言っているのが面白い」「ナレーションの声がクセになります」「内田有紀がかわいい」といったコメントも目立った。
サロメのCM起用は本作が2作品目で、昨年10月には日清食品の『完全メシカレーメシ』『完全メシラ王』を訴求する60秒CMに出演した。サロメが「最高にジャンク!なのに最高にヘルシー!お日清さまの完全メシ」などと商品を紹介するもので、日本テレビ『世界の果てまでイッテQ!』で1回のみのオンエアにもかかわらず、若年層から得票した。こうした絶大な訴求力を持つVTuberという存在が広告キャラクターとして今後どのような活躍を見せるのか注目される。
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