日本人が陥りがちな「英語学習」6つの誤解 楽な道はないが楽しめる道はある!
座学が楽屋、実践がステージだとすると、楽屋とステージを行き来するパフォーマーのように学んだことを実践し、実践したことを学ぶ、その両方が大事なのです。たとえば、週1回の英会話スクールに行く機会がある人は、その考え方を少し変えてあげるだけで、その費用対効果は劇的に変わります。つまり週1回の英会話スクールを実践の場ととらえると、それ以外が学びの場、という考えになります。
大事なのは、むしろ日頃学んだことを確かめに英会話スクールに行くことです。スクールに学びに行く意識だと、少しフォーカスがずれている。日頃の学び、気づき、収穫を週1回のスクールの場で実践する。そこに初めて成長の機会が生まれます。
実践の中で学ぼうというのは、効率が悪いことなんです。それができるようになるのは、実はかなり先の話。練習と本番を繰り返す、この回数が多ければ多いほど、「技術」は向上していきます。そして、学ぶときにしっかり実践をイメージしながら、そして実践のときに学んだことを意識しながらできると最高です。そう、本番は練習のように、練習は本番のように。
語学で奇跡は起こらない
英語がわかるようになるというプロセスは、実は地味で、そして意外とシンプルなものなのです。目覚めたら急に英語ができるようになっている、聞き流していたらある日突然ペラペラになった、ということは絶対に起きません。
逆を言うと奇跡がない分、正しい道のりで歩み続ければ、能力に関係なく伸びていくのも英語力なのです。楽な道はないけれど、楽しめる道がある、短い道のりではないけれど短く感じるほど集中できる方法がある、それが英語習得の道なのだと思います。
そして英語を身に付けた人というのは、多くの点で共通しているのです。成功には共通点が多いけれど、失敗は数限りなくある、というのも現実です。挫折、失敗を繰り返す人ほどいろいろなことを試したりして、作りかけのプラモデルばかり増えていくような状況に陥りがちです。作りかけのプラモデルはコレクション的にはノーカウントです。
簡単でもシンプルでもいいから、まずはひとつのプラモデルを完成させてあげましょう。そのプラモデルは、きっとあなたを次のステップに連れて行ってくれる、あなただけの乗り物になるはずです。自分が描いた未来を実現するための推進力となって、これまで行ったことのない地点へ連れて行ってくれるのだと思います。
英語は決して裏切りません。裏切るのはいつも自分だったはずです。さあ、この春こそ英語をドライブさせてみませんか? 英語ができるあなたは、きっと今のあなたよりも高く遠くへ飛べるはずです。新しい希望に胸を膨らませるこの春、大きく息を吸って思い切り走り出してみましょう。
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