日本人が陥りがちな「英語学習」6つの誤解 楽な道はないが楽しめる道はある!
TOEICなどの試験を視野に入れている方も同じです。高得点獲得者ほど声に出しています。英語という言葉を「体感」し、それが「体幹」になっているからです。しなやかに英語を理解できる土台が出来上がっているのです。言葉を自分に染み込ませ、英語の肌触りをグンと近づけるための第一歩です。
すべてを取り込むスポンジのように、どんどん音を取り入れ、それを声に出してみましょう。電車などでささやくように行っても効果はあります。マスクをしながらだと、電車の中でも思い切ってできるのでオススメです(笑)。
聞き流すだけでわかるようになるというのはウソ
いつからでしょうか、聞き流すだけで英語がわかるようになるというような「ウソ」が広まったのは。あえてウソと言い切ります。聞き流しても英語がわかるように、また話せるようにはならないのです。これを信じてずっとやっていては本当に時間の無駄になってしまう。
英語を聞き取る力は2つの要素から成り立っています。それが「音を理解する力」と「意味を理解する力」です。どちらかだけでは何にもなりません。聞き流すというのは音には慣れるけれど、意味を取る理解度を鍛えていることにならないので、音はわかるけど意味がわからない、ということが起こります。
音に慣れるためにはそう時間はかかりません。また慣れるためだけの時間を設ける必要もありません。英語を始めるその時から、「聞き流さない」意識を持ちましょう。ただ、ずっとではなくていいです。1日10分だけ集中して「聞き逃すまい」と聞く時間を持ちましょう。1万時間の聞き流しより、ずっとずっと意味のあることです。
わからなければ、「音がわからないのか」「意味の理解が追いつかないのか」を判別するクセをつけます。「活字を読めばわかる」なら音が理解できていない。「読んでも意味がわからない」なら意味理解が追いついていない可能性が高いです。音理解と意味理解、両輪が駆動して初めて聞き取る力がブーストします。
英語がわかるというブレイクスルーは、その先にあります。また、題材として「聞き逃したくない」素材を選んであげるのも大切。どうでもよくないもの、を選びましょう。
週末だけ机で勉強する、週に1度だけ英会話スクールに通う。この頻度で触れる語学に、効果的な成長は期待できません。英語を身に付けて成長していくプロセスは、座学でインプットした「知識」を、行動でアクティベートする、学びとアクションの両方にまたがるものという意識を持つといいと思います。思っているよりフィジカルの部分も大事なんです。
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