NTTで固定電話、ブロードバンドの通信障害解消進む、ただ、完全復旧には相当の時間を要するもよう【震災関連速報】

NTTで固定電話、ブロードバンドの通信障害解消進む、ただ、完全復旧には相当の時間を要するもよう【震災関連速報】

東日本大震災の影響でインフラ設備などに大きな被害が生じたNTTの通信サービスが、順次、復旧に向かっている。

東日本一帯の固定通信サービスを手掛けるNTT東日本での通信障害は、加入電話や光ブロードバンドサービス、ISDNを合わせ、23日13時時点で15万4900件。震災直後は最大で147万3500回線が不通状態に陥ったが、電源の回復などにより着実に復旧が進んでいる。通信設備を収容する局舎(通信ビル)ベースで見ても、最大約1000局が機能停止に陥ったが、その数は93局まで減った。

ただ、残された施設、設備の修復にはかなりの時間がかかりそうだ。現在機能停止中の93局の局舎のうち、半数以上は設備の故障が明らかとなっていたり、福島第1原発の放射線漏れの影響で立ち入れない状態が続いたりしている。被害の深刻なものでは、設備はおろか、局舎自体が大きく損壊しており、復旧のメドが立っていない。

NTT東日本では、通信インフラが破損し使えない地域でも、固定電話や携帯電話が利用できるようになる、ポータブル衛星装置および衛星携帯電話計500台を、避難所などに設置している。特設の公衆電話も615箇所に全2076台設置し無料開放している。被害のもっとも深刻な地域では、当面はこうした手段による応急措置が続きそうだ。

(桑原 幸作 =東洋経済オンライン)

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