GT-Rやデリカミニ、初公開2023年注目モデル5選 東京オートサロンで登場した最新車種一挙紹介

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リアビュー
インプレッサSTI仕様のリアビュー(筆者撮影)

その理由は、基本骨格となるプラットフォームをはじめ、数々の装備が共用されているからだ。例えば、新開発の「スバルグローバルプラットフォーム」は、フルインナーフレーム構造の採用などで、ボディのさらなる高剛性化と軽量化を実現。シートは、骨盤を支える構造を採用することで、車体の揺れが頭部へ伝わることを防ぎ、快適な乗り心地を実現する。

インテリア
インプレッサSTI仕様のインテリア(筆者撮影)

また、パワートレーンには、2.0L・水平対向4気筒エンジンとモーターを組み合わせた「e-BOXER(イーボクサー)」を搭載する。さらにセンターモニターには、11.6インチ縦型大画面のインフォメーションディスプレイを装備。スマートフォンとの連携により、地図アプリを大画面で表示できるなど、さまざまな機能を有する。

こうした特徴は、クロストレックでも「売り」となっている機能ばかりだ。まさに車高を低くし、より運動性能を高めたクロストレックの兄弟車だといえる。なお、展示車両のボディサイズは、全長4475mm×全幅1780mm×全高1515mm。一方のクロストレックが全長4480mm×全幅1800mm×全高1575mmで、ホイールベースは両モデルともに2670mmだ。クロストレックはSUVモデルだけに、インプレッサより全高こそ60mm高いが、それ以外は両モデルのサイズ感は非常に近い。

新型インプレッサの国内発売時期は、公式発表によれば「2023年春以降」。会場でスバルの担当者に聞いたところ、「できれば(2023年)5月頃の発売を目指したい」とのことだ。なお、2023年3月2日より、販売店での先行予約が開始される。

レクサス・GX アウトドアコンセプト(日本初公開)

レクサスGX460
アウトドア仕様にカスタマイズされた、日本未導入モデルのレクサスGX460(筆者撮影)

北米や中東で販売されているトヨタ「ランドクルーザー プラド(以下、プラド)」のレクサス版が「GX460」だ。日本未導入のモデルだが、東京オートサロン2023と併催された「東京アウトドアショー2023」に、外装の変更やルーフテントの追加などでオフロード・テイストをアップさせた「GXアウトドアコンセプト」が展示され、「ひょっとしたら国内販売の前振りでは?」などと話題になった。

北米など海外では、高級SUVとして販売されているGX460。エンジンは、4.6L・V型8気筒エンジンを搭載。国内仕様のプラドが2.7L・4気筒ガソリンと2.8L・4気筒ディーゼルをラインナップするのに対し、より大排気量でパワフルなパワートレーンを採用する。

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