東大生に学ぶ「脳の容量増やす」たった1つの簡単技 悩まずにスパッと決断する力が身につけられる

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服の選択だけではありません。

東大生は手帳を使ってしっかりとスケジュールを立てている人が多いのですが、これも選択を減らす行為だといえます。朝起きる時間を固定して、毎日決まってこのルートで駅に行き、この時間の電車で通勤通学すると決めておけば、選択の数はどんどん減っていきます。

無駄な選択をするほど、脳の容量が埋め尽くされる

逆に、何となく8時くらいに起きて「今日は何時の電車で通勤しようかなあ」と考えるのは、無駄な選択をすることにつながってしまいます。無駄な選択をすればするほど、脳の容量はそれらで埋め尽くされて、優柔不断になってしまうのです。

だからこそ皆さんにおすすめなのは、「無駄な選択を減らす」ということです。

・スケジュールを固定して、なるべく決まったスケジュールで動く
・無駄な装飾品を持って選択するのではなく、いくつか固定して選択の数を減らす
・物の置き場所を決めておく
・よく聞く音楽のプレイリストを固定する

または、選択の上限は睡眠によって一度リセットされるそうなので、なにか大きな選択が必要な日は、前日に決めるべきことは全部決めておいてしまうというのもいいでしょう。「明日は大事な試験だから、朝何時に起きて、あのルートを通って……」と考えておくことで、万全な状態で「本番の選択」に臨めます。ぜひ参考にしてみてください!

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西岡 壱誠 現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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