東大生に学ぶ「脳の容量増やす」たった1つの簡単技 悩まずにスパッと決断する力が身につけられる
例えば、Appleの創業者の1人であるスティーブ・ジョブズは、人前に出る時に毎回同じ服を着ていました。決まって同じ服を着ていたので、みんな「毎日同じ服なのか?」と不審に思っていたそうなのですが、実は真相は少し違いました。彼は、同じ種類の服をたくさん持っていて、それを毎日着ていたのです。
東大生や東大卒の人でも、彼と同じように、同じ服を何着も持って仕事をしているということがあります。堀江貴文さんが最たる例ですね。同じシャツを何着も持っているそうです。
脳科学的にも理にかなっている
実はこれ、脳科学的に理にかなっている話です。ケンブリッジ大学のバーバラ・サハキアン教授の研究によると、人は1日に最大3万5000回の選択をしているといわれています。
そして、明確な基準がわかっているわけではないのですが、人間の脳は1日に選択できる数が決まっているのだそうです。それ以上の選択をしてしまうと脳が「決断疲れ」を起こして、「決断の先送り」が増えてくるのだそうです。
「3万5000回? そんなに選択しているかな?」と思うかもしれませんが、職場に着ていく服、何分の電車に乗るか、どの駅で降りて、どのタイミングで仕事を始めて、いつ取引先に電話をするのか、どんな言葉を使ってどんな話をするのか……と、細かい選択をしていくと、3万5000回なんてあっという間です。
逆に言えば、普段から選択する数を減らす訓練をしておくと、本当にしっかり選択しなければならない場面において、的確かつ素早く選択することができます。同じ服を何着も持っているのは、「服を選ぶ」という選択をしなくて済むようにするためです。同じだから選ばなくてよくて、だからこそ選択の回数を減らすことができます。
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