シャンシャン渡航まで1カ月弱どんな準備をする? 2月に順豊航空の「チャーター便」で中国へ行く

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検疫初日、防護服姿の飼育係からエサをもらうシャンシャン。2023年1月21日(筆者撮影)
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東京・上野動物園の一室に、白い防護服に身を包んだ飼育係2人が現れた。2人は竹を並べると、奥の扉の向こうへ姿を消した。数秒後、左側の扉から5歳の雌のジャイアントパンダ、シャンシャン(香香)が部屋に入ってきた。

シャンシャンは、竹ではなく、壁に貼り付けられたリンゴへ一目散に向かい、上手につかむと、あっという間にたいらげた。抽選に当たった観覧者も入場してきて、「かわいい~」と嬉しそうに写真を撮っている。

竹を並べる飼育係。この後、左側からシャンシャンが入ってきた。2023年1月21日(筆者撮影)

1月21日から検疫が始まった

この日、2023年1月21日から、シャンシャンの中国渡航に向けた1カ月間の検疫が始まった。飼育係が防護服を着ているのはそのためだ。検疫は室内で行う。検疫初日の様子はどうだったのだろう。

「シャンシャンは落ち着いていて、普段と変わらず過ごしています。基本的には普段と同じ管理を続けますが、検疫ということで、定期的な採血やレントゲン検査などをしています」(上野動物園の大橋直哉教育普及課長)。

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