その光景を見て、「どうやら誰も『朝サブ』を知らないんだろうな」と思いました。マクドナルドの「朝マック」のように知名度さえ上がれば利用客も増えそうな、グッと満足度の高い魅力的なモーニングなのに、この現状は残念無念。
もちろん、筆者が訪れた店舗、時間帯が偶然ガラガラだった可能性もありますが、知名度の低さを想像したのには理由があります。サブウェイは現在国内に約170店舗あるのですが、朝サブは一部店舗限定で、公式サイトで紹介されているのが2023年1月現在で45店舗。全体の4分の1程度でしか実施されていない計算になるんです。
アメリカのサブウェイは、身売り検討の報道も
また、昨今の状況を見てみると、サブウェイの調子がそもそも良くないのも影響していそうです。
実は世界的にみると、サブウェイはマクドナルドより店舗数が多い、世界最大のファストフードチェーンです。しかしながら、日本では2018年頃からは閉店が相次ぎ、ピーク時には400店以上あった店舗数はその半分以下の約170店舗まで減少しています。また今般、アメリカのほうのサブウェイが、身売りを検討していることがニュースになっていたりも。
たしかにコンビニと比べると、かかるお金も高いかもしれませんし、スタバに比べると利用している時の気持ちの高揚感も薄いかもしれません(そこはスタバのブランディングの巧みさを褒めるべきでしょう)。
ですが、筆者としては今回ご紹介した朝メニューは、逆風のなか踏ん張る「サブウェイ」を思わず応援したくなるような、値段もボリュームもおいしさも満足いくものでした。
がんばれ「サブウェイ」。みんなの街に再び店舗がオープンし、誰もが「朝サブ」を楽しめるようになる、大復活を期待しています。
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