頭のいい人は「青ペン×A3見開き」だった! 東大生も外資系コンサルも実践している

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いくら熱心に会議に臨んでも、次の日に内容を忘れてしまっては意味がありません。「あれ? 何を話したっけ? 聞いたっけ?」と一から記憶をたどるのは、時間の無駄です。最近はパソコンでログを取る人も多いけれど、考え方は一緒です。ただ、実際にペンを握って書きまくるほうが、“手から脳にスイッチが入り”実感として腑に落ちる、と私は思います。

現役生にも、社会人にも時間がありません。1時間を、2時間、3時間、4時間分として、効率的に使わなければ、もったいない!「何もかも書く」→「再現性の高いノートが完成」→「忘れないうちに見直す」。このステップを繰り返すことで、結果的に時短が実現する。受験生にも、社会人にも通用する――つまり「青ペン学習法」は、単なる受験生に向けてのノウハウ提供ではなく、「限りある時間で最大成果を生む」という、「成功の法則」なのです。

A3見開きで「一覧性」を重視する

――青ペンで記憶していくときは、ノートを科目ごとに分けたりせず、1冊に書くのがルールでした。一方、仕事で会議や打合せの内容を書きなぐるときの「ノートの使い方」で決まりはありますか?

はい、ここでもルールは2つ。

1)ノートのサイズはA4
2)ひとつのテーマを見開き2ページ(A3)に収める
相川秀希(あいかわ・ひでき)
早稲田塾創業者。株式会社アドミッションズオフィスCEO。1958年生まれ。早稲田大学法学部卒業。大学2年生時に、現役合格の専門塾「早稲田塾」設立。「本物の勉強法」ガイダンスを行う中で「青ペン書きなぐり勉強法」を考案し塾内外に広がる。慶應義塾大学竹中平蔵教授との「世界塾」、ハーバード大学、MIT(マサチューセッツ工科大学)、スタンフォード大学などと、革新的カリキュラムを次々と開発している

ここで重要なキーワードは「一覧性」、つまり、ぱっと見て全体がつかめる、ということです。

ひとつのテーマが複数のページにわたっていると、ノートをめくって、行ったり来たりする必要が出てきます。すると内容が俯瞰できないため、理解力が落ちてしまうのです。

実際、外資系で活躍されていたコンサルタントの方から、「ノートの『一覧性』には強いこだわりを持っている」という話を聞いたことがあります。

たとえばロジックツリーなどを書くとき。ページが3ページ、4ページ……と複数の見開きにまたがると、、関係性がわかりにくくなり、思考が妨げられる。だから1枚で「横に」どんどん広げていって、全体を「俯瞰」しながら、個々の関連性を考え、仮説を導き出すのだそうです。

ちなみに外資系コンサルの方々がよく使っている方眼ノートのサイズは、「A3・ヨコ型」。早稲田塾でも、ノートの推奨サイズはA4(見開きでA3)ですから、同サイズ。目指すところは一緒です。

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