頭のいい人は「青ペン×A3見開き」だった!

東大生も外資系コンサルも実践している

青は「世界基準」の色?

もうひとつの青の特長「印象効果」とは、記憶に残りやすい、という意味です。なぜ記憶に残りやすいのか。私たち日本人が普段使う筆記具は、鉛筆もペンも、ほとんど「黒」がメインです。つまり、普段見慣れていないからこそ、覚えやすいという効果があるようなのです。

ちなみに、日本には「墨の文化」があるので、ノートをとるときは「黒が基本」ですが、欧米では違います。ヨーロッパでは、契約書にサインをするときも、子供たちが勉強するときも、万年筆のインクも全部「青が基本」。青は「ユニバーサルカラー」とも言えるかもしれません。実際、卒塾生や知り合いのビジネスパーソンたちも、外資系に勤務している人は、青ペンと方眼ノートを定番で使っている人が多いと感じます。

青ペン×方眼ノートが外資系コンサルの定番(ノートは元大手コンサル勤務の方の私物)

「何もかも書く」となぜ時短になるのか?

――2つめの技「書きなぐりノート術」も、社会人にお勧めだそうですね。

はい。前回の記事でも少し触れましたが、「書きなぐりノート術」とは、「聞いたもの、見たものを何もかも書け!」というメソッドです

もともとは早稲田塾で、時間がない現役生に「授業で習ったことを、いかに効率的に復習してもらうか」という問題意識から生まれました。これは、塾生の口コミから広がって、保護者の方が仕事に活用しているという声も聞きます。

――仕事では、具体的にどのような場面で使えるのですか?

たとえば、社内での会議や取引先との打ち合わせの場面。配られた資料を見ながら話を聞いて、特に印象に残ったことを、ノートに少しメモするだけで終わらせている人がほとんどではないでしょうか?

このやり方では残念ながら、情報を取りきれたとは言えません。突っ込ませていただくと、メモしたところが「要点」だと、誰が重要度を決めたのでしょうか? 「この情報は必要」「この情報は不要」と自分で勝手に決めているに過ぎませんよね。つまり、多くの人が何かを一生懸命メモしたり、ノートにとっても、「自分勝手な情報の取捨選択」を行っているにすぎない可能性が高いのです。

こうした非効率なやり方から脱却するために有効なのが「書きなぐりノート術」です。自分勝手な情報の取捨選択をせず、何もかも書いて書いて、書きまくる。そうすると結果的に、その会議、その打ち合わせの「再現性の高いノート」が出来上がります。「再現性の高いノート」があれば、当然、復習、振り返りが楽になります。

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