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キャリア・教育

「心にもないことを言えない人」の部下の褒め方 「自分は本当にできているのか」を振り返る

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  • 桐生 稔 伝わる話し方の専門家
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無理に褒めるのではなく、自覚することで自然と褒める言葉が湧き出てくる。これが私なりの「褒める」ことについての考え方です。

「どうもうまく褒めることができない」

「思ってもいないことを口にするのが苦手」

そんな方はぜひ、参考にしてみてください。きっと、あなたと相手との結びつきを強くするきっかけになるはずです。

悪いところを指摘するのではなく、気持ちを伝える

弊社の行動指針には「公明正大」という項目があり、「いいことも悪いこともオープンにする」としています。

しかし、本人がいないところで悪いところを指摘すると、人間関係は確実に揉めます。相手のいないところで指摘したことは、たとえ他意がなくても、指摘した意図が相手に伝わらないからです。

例えば、誰かが意図は伝えずに「○○さんのことを悪く言っていましたよ」とだけ伝えれば、言われた相手は実際に聞いていないので、ものすごく嫌な気分になります。このように人間関係のトラブルは、ほとんどがちょっとした誤解から生まれます。

だから私は、「悪口OK、陰口NG」というスタンスです。でも、この話をすると、たいがいこう質問されます。

「本人に言えないときはどうしたらいいですか?」

おっしゃる通り、そのケースがほとんどだと思います。

私の返答は「悪いところを指摘するのではなく、気持ちを伝える」です。
 例えば、このような具合です。

×「○○ さんって、仕事遅いよね」

○「期日が守られないと(私は)、心配になります」

×「部長はもっとメンバーと会話したほうがいいですよ」

○「(私は)部長ともっと会話がしたいです」

×「○○ 君、もっと元気をださんかね」

○「○○ 君、何かあった? 元気がなさそうで(私が)少し気になって」

×「○○ さん、声が小さいよ」

○「○○ さん、もう少し声を大きくしてくれると聞き取れるので(私は)安心です」

実は、この伝え方は最強です。会話例の中に、(私)をつけましたが、すべて「私」が主語です。つまり、私の意見であって、相手を否定しているわけではないので、相手も反発できません。相手の悪いところに気づいたら数秒でいいので、「私」を主語にして、「私はどう感じたか?」「私は何を思ったか?」「私はどうしてほしいと願ったか?」を心の中でヒアリングしてみてください。

伝え方にちょっとした気配りがあるだけで、誤解されにくくもなりますし、きっと相手とよりわかり合えるようになります。

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