4つ目のknifeは日本語でも同じ、意味はそのままですね。子どものころ、know「知る」やknee「ひざ」と同様に、この発音しないKが不思議でたまりませんでした。doubtは「疑う」「疑い」という意味ですが、トランプゲームの「ダウト」が懐かしい。ずいぶんやってないですね。これもBは発音しません。
難読単語 初級編
入門は楽勝でしたか。では、もう少し難しい単語を見てください。これは読めるでしょうか。
どうでしょう。「えー、これが初級?」と思った方、そうなんです。急に難しい感じがしましたか。でも、さらにおかしなスペルの単語がこのあと待っていますよ。もうこのあたりから、かなり例外的な文字の読み方も登場し始めていますよね。では、読み方を確認してみてください。
subtle「微妙な」とtomb「墓」は、入門編同様に発音しないBが入っています。subtleはLの音で終わっているのでアメリカではTの音がlittleやbattleと同じように変化します。「サロー」や「サドー」のように聞こえるかもしれません。tomb「墓」はOの音が「ウー」になるという例外的な読み方。王族や皇族などの大きな霊廟のようなものを指すことが多く、われわれが一般的に「お墓参り」というときにはgrave「墓」のほうを使います。
3つ目のanxiety「不安」のようにXをZの音で読むのって、妙な感じですよね。そういえば、筆者の中学校の英語の教科書にxylophone「木琴」(ザイロフォン/ˈzaɪləˌfoʊn/)っていうのがありました。あれもXをZの音で読む単語でした。thorough「徹底的な」はthroughとスペルを間違えそうですね。でも、Oがひとつ多いのです。「サラブレッド(thoroughbred)」の「サラ」の部分に当たる単語です。
indict「起訴する」はCを読まないんです。もともとはenditeというスペルだったみたいで、それなら納得だったんですが……。この単語の語源であるラテン語のindictareになぞらえて、スペルだけ変更されてしまったらしいんです。もう! 発音ごと変えてくれよー!
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