Worcesterは、Worcester sauce(ウスターソース)発祥の地として知られています。「
一説では、ウスターの主婦が、余った果物や野菜に酢や塩を加えて保存していたら、勝手に熟成してできあがったのがウスターソースの起源となったのだとか。筆者の友人のアメリカ人の中には「ウォーセスター」と発音している邪道なやからもいますが、皆さんは正しい発音を覚えておいてくださいね(笑)。
ちなみに似たようなスペルでLeicesterやGloucesterという地名もありますが、これらも「レイセスター」「グロウセスター」とは発音しません。Leicester (レスタ/ˈlestə/)、Gloucester(グロスタ/ ˈɡlɔstə/)ですので、一緒に覚えておいてください。
Greenwichは「グリニッジ天文台」で有名なグレーターロンドンにある都市。グリニッジ子午線やグリニッジ平均時でも知られています。もともとの発音は日本語でもならわれている「グリニッジ/ˈɡrɪnɪʤ/」でした。現在は上の表に書いた「グレニッチ/ˈɡrenɪtʃ/」で呼ばれることも多いそう。両方が混ざった「グリニッチ/ˈɡrɪnɪtʃ/」「グレニッジ/ˈɡrenɪʤ/」の発音をする人もいます。
ただし、「グリーンウィッチ/ˈɡrinwɪtʃ/」とは発音しません。アメリカのConnecticut(コネチカット州)にも同名の都市がありますが、アメリカでは「グリーンウィッチ」と発音する人もいるのだとか。そういえばConnecticut (コネティカットゥ /kəˈnetɪkət/)も難読地名ですね。
イギリスの地名では、語末に-wichや-wickが付くものがありますが、これらは「村」や「農場」という意味を持っているようです。これらの地名の中には、Wを発音しないパターンのものも多いので、読み方の可能性のひとつとして覚えておくと便利です。たとえば、以下の地名もGreenwichのようにWを発音しません。
最後のひとつは笑うしかない!
5つ目のCholmondeleyはスペルからは想像もつかない読み方ですね。Cheshire(チェシャー州)にある小さな村落の名前のようです。どの部分がどうなったら「チャムリー/ˈtʃʌmli/」になるのか、もうこれは笑うしかないレベルの難読地名です。大笑いついでに最後にもうひとつだけ、
という名字も紹介しましょう。イギリス北部Northumberland(ノーサンバーランド)にあるFeatherstoneという村に由来する名前とのこと。さあ、なんて読むと思いますか。「フェザーストーンホー?」「フェザーズトンホフ?」いえいえ、違うんです。「ファンショー」(Featherstonhaugh /ˈfænʃɔ/)なんですって! もう何これ?
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