パックンが指摘「明らかにおかしい日本の保険」 保険を「投資商品」として売るのは絶対おかしい
保険を「投資商品」として売るのは絶対おかしい
日本でとくに違和感があるのが、保険を「投資商品」として売ろうとする営業職の人が多いことです。
これは明らかにおかしな考えなので、やめてほしい!
たとえば、学資保険という、子どもの将来の教育資金に備えるための商品があります。「子どもが18歳になったら200万円の保険金がもらえる」という感じです。
これは一見すると、お得な保険のように思いがちです。
だって、ほかの保険は保険金が払われる「何か」が起きる可能性が非常に低い。
火災保険は火事が起きないともらえないし、生命保険は死ななきゃお金がもらえない。
でも、学資保険なら子どもが18歳になるだけでもらえる! やった!
そう考えがちですが、ちょっと違います。
そもそも、将来のためにお金を蓄えるなら、保険よりも投資のほうが効率的です。
ちょっと計算してみましょう!
インデックスファンドに積立投資をすれば、年率7%程度のリターンは狙えます。
たとえば、一般的な学資保険と同じ設定で、子どもが生まれてから大学に入るまでの18年間、毎月1万円を積み立てたとしましょう。
掛け金の合計は(1万円×12カ月×18年=)216万円ですが、7%の複利が付いた場合、それが425万3153円に膨れ上がります! ほとんど倍になっています!
掛け金よりもなんと96%アップ!