今晩!「クロアチア戦」で押さえたい3つのポイント 前回MVPモドリッチ37歳が活躍するチームの秘密
スソはスペイン人だが、プレミアリーグの強豪リバプールの下部組織で育った。17歳でトップ入りした日のこと。スソは練習後、すぐにマッサージルームへ行った。すると、キャプテンから「おい、コーヒー持ってきてくれ」と頼まれる。スソが指示取りにコーヒーを持ってくると、マッサージを受ける順番を飛ばされてしまいその日は受けられなかった。
スソは「僕は最初に強烈なワンパンチを食らったんだよ。17歳でマッサージルームにいること自体がおまえ、ヤバいんだぞというメッセージだったと思うんだ。だから、それからは自分でケアする、自分の体のためにやるべきことをやってきたんだ」と語ってくれたそうだ。
30歳を過ぎて「トップでやれる選手」の特徴
今回のW杯を戦うベテラン選手たちも、スソのような経験をしながら自分を進化させてきたのかもしれない。
「運動生理の理論などがきちんと応用された方法でコンディショニングやリカバリーがなされるのが世界の流れです。そこで何が一番大事かと言えば、最終的には選手の賢さや(体のケアに対して)積み上げてきた経験がものを言う。
30歳過ぎてトップでやれる選手は、20歳前後から25歳までにどれだけきちんとしたトレーニングやケア、食事をしているか。サッカー云々よりもそこができている人だと思う」(遠藤さん)。
このコンディショニング力が、今回のクロアチア戦における2つ目のキーポイントだ。
今回のW杯は、開催期間が欧州リーグのシーズン真っただ中のため、各国とも選手のコンディショニングに苦労している。開幕直前もフランスのベンゼマなど、主力選手にけが人が続出した。日本でも守備の要である冨安健洋(アーセナル)、守田英正(スポルティング)などが万全でないまま大会に突入した。
「W杯は短期決戦です。長期のリーグ戦と違って、ベテランもやりようによって力を発揮できる。モドリッチなどを見ていても、まあ彼はスペシャルな人ではあるのですが、若手以上に動いている」
遠藤さんの言うコンディショニング力、日本の選手はどうなのか。
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