今晩!「クロアチア戦」で押さえたい3つのポイント 前回MVPモドリッチ37歳が活躍するチームの秘密
サッカーW杯カタール大会でドイツ、スペインを下した日本代表は、ベスト8という新しい景色を見られるだろうか。
6日0時開始となる決勝トーナメント1回戦の相手は前回大会で準優勝したクロアチア。今試合を味わい尽くすためのキーポイントを3つ挙げてみたい。
前回MVP、モドリッチ37歳の迫力
「クロアチアは厄介な相手。間違いなく面白い試合になるでしょう」
そう語るのは、オーストリアのプロリーグで監督経験があり、クロアチアと国境を接するスロベニア代表に帯同した経験も持つ九州産業大学サッカー部監督の濵吉正則さん。なぜ厄介な相手かといえば、日本が予選リーグで破ったスペインやドイツ両方の個性を組み合わせたような特徴があるからだ。
「大柄で運動能力が高いうえにスキルも高いので、引かれれば攻めることもできるし、守備に徹して1対0で勝ち切る力も持っています。ドイツとスペインを合わせて2で割ったようなチームです。世界のトップリーグでプレーしている選手も多い」
変幻自在のクロアチアを牽引するのが、前回2018年ロシア大会でMVPに輝いたルカ・モドリッチ(レアル・マドリード)だ。37歳という年齢を全く感じさせない豊富な運動量、高い戦術眼とテクニックを披露してくれている。
この東欧の至宝、ディナモ・ザグレブに在籍していた2002年、柏レイソルユースU18のクロアチア遠征中に対戦している。当時18歳のモドリッチのプレーを、柏レイソルU18の監督を務めていた濵吉さんは見ている。
濵吉さんは「ザグレブの選手は全員ものすごく上手で、レイソルの選手たちは最初はほとんどボールを触れなかった。あとで写真を見て、モドリッチがいたんだと知りました」と振り返る。
「まだ18歳で細くて小さかった。そのあと、国内2部のチームを回りながら、スター選手に成長していった。彼にとって今回のW杯は集大成になります」
そんなモドリッチ率いるクロアチアに日本が勝利するカギは何か。
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