プロが伝授、株価10倍「テンバガー企業」の発掘法 「四季報データ」を攻略すれば注目企業が見えてくる
「幕の内弁当」の見るべき点
四季報は1ページにつき、2社分の業績・展望などの情報が掲載されています。会社ごとに区切られた四角い枠の中に、数値と文字、両方の情報がぎっしりと並んでいます。
その企業ごとの枠の中には、それぞれ12個の要素が入っています。この部分は、A~Nのブロックに分けることができ、私はよくセミナーなどで、これを「幕の内弁当」に例えてご説明します。
このうち、マストで読むべき数値データはブロックEとJの2つです。
ブロックEは、企業の「財務」に関する欄です。四季報誌面では左上のあたりに記載されています。財務欄は、「株主」のブロックと「資本・時価総額順位」に関するブロックに挟まれた場所にあります。
そしてブロックJには、「業績数字」が決算期ごとにまとめられており、こちらは誌面上では左下に位置しています。
今回はこの2ブロックについて、順にご説明していきたいと思います。

















