たった2つ!「立体的な絵」がたちまち描ける凄技 世界で超話題の「キスラー式」を試してみよう!

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1つめの秘訣は「『立体的な絵』は『二点透視図法』で描く」ということです。

【秘訣その1】「立体的な絵」は「二点透視図法」で描く 

「二点透視図法」とは、絵の中のすべての線が、水平線上に並ぶ2個の「消失点」に集約されるように描く方法です。

この方法を使えば、絵は水平線の中心部分が大きく、左右に向かって徐々に小さくなっていきます。

水平線に垂直に基準線を描き、アイレベル(視線の高さ)の上下に対象物を描いていく「二点透視図法」で描くと、立体的に描くことができる(出所:『たった30日で「プロ級の絵」が楽しみながら描けるようになる本』)

そして、絵の上半分をアイレベルの上に、下半分をアイレベルの下になるように描くことで、絵がさらに立体的に見えるようになります。

また、「二点透視図法」を使えば、「永遠に下手な『絵が全然、描けない人』3大共通NG」で「立体的に描けない」ことを解消する方法として紹介した「配置」「大きさ(サイズ)」「短縮法」についても、効果的に描くことができます。

「配置」も「大きさ」も効果的に描ける

たとえば、箱を積み重ねたようなタワーを描こうとします。

「配置」については、タワーのいちばん下の部分が、画面上でいちばん手前にあることで、近くに見えるようになります。

「大きさ(サイズ)」は、タワーのいちばん大きな部分が画面の中心になり、左右に向かって徐々に小さくなっていきます。

「二点透視図法」を使えば、立体的なタワーも簡単に描ける(出所:『たった30日で「プロ級の絵」が楽しみながら描けるようになる本』)

「短縮法」も使われています。タワー下部の土台になるところが、奥行きを縮めた四角形になっています。奥行きを縮めた形にすると、縮めていないほうは近くに見えるようになります。

このように「二点透視図法」を使うことで、とても効果的に「立体的な絵」が描けるようになるのです。

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