見城徹×藤田晋「仕事と人生に効く」熱狂対談

圧倒的努力を積み重ねろ、おごり高ぶるな!

藤田:僕も今の業績を作るためには、それまでの積み重ねがあるのですが、その努力をしていない人には圧倒的努力がどんなことなのか分からないんでしょうね。

この本にしても、ベストセラーになれば、後から専門家が「755が盛り上がるタイミングで書籍を出すなんてタイミング良いですね」「うまいこと考えましたね」なんて分析をするでしょうけど、その説明を聞くだけでは努力したところが見えないんですよ。その裏にはそれこそ、編集者のたった一人の熱狂と圧倒的努力があったと思います。良いアイデアだけで何とかなると勘違いする人が出てきちゃうんだけど、アイデアだけでうまくいくような簡単なものじゃない。

多くの人は結果の表面しか見ない

見城:僕は「これほどの努力を人は運と言う」というのが口癖のひとつなんだけど、多くの人は結果の表面しか見ないからね。

藤田:本当にそうだと思います。

見城:藤田は質と量で圧倒的努力をしているよね。絶対に先に洗面器から顔を上げないということをずっとやり通しているから今のサイバーエージェントの藤田がここにいる。

僕の場合は、出版業が25年間不況だから、2兆3000億円ぐらいあった市場が1兆7000億円ぐらいになってしまった。そういうシュリンクしている業界で、大手のように過去の財産がないから毎期、毎期、利益を上げるしかない。そのためにどれだけ孤独に耐え、苦悩に耐え、圧倒的努力を続けてきたか。だから、圧倒的努力もしたことがないのに夢を語るやつは大嫌いなんだ。現実とどう格闘するかっていう時に、夢を語っているやつはダメですよ。現実をねじ伏せた上で語るんです、夢は。

藤田:夢見がちな人間、現実を見てない人間はダメですね。現実を直視して、理想と現実のギャップを歯を食いしばりながら埋めようとしている人間に可能性を感じます

見城:仕事も人生も常に匍匐前進なんだよ。真っ暗闇で、一歩先も分からない。それでも一人で熱狂し泥沼の中を匍匐前進する。正面突破するしかない。努力して、努力して、圧倒的努力をして目の前の岩をグワーッと動かしていく。それでしか圧倒的結果を出すことはできないんだよね。

(写真:風間仁一郎)

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