最後は、「『奥行きのある絵』が描けない」ということです。
「ボールを描いても球体に見えない」「建物を描いてもなんだか平べったい」というように、対象物そのものに「奥行き」が出ないということも、絵が苦手な理由にあげられやすいものです。
「奥行き」が出ない原因には、対象物に「陰影」がなかったり、対象物の「影」がしっかり描けていなかったりすることがよくあります。
このようなときは、自分で「光源」を決めると、描きやすくなります。「光源」というのは、太陽や照明など光のもとになるもののことで、「光がどの方向からきているか」を確認することが大切になります。
たとえば、対象物の右上の方向に「光源」があれば、「影」は左下にできます。対象物の右側を明るく、左側を少し暗くして、対象物自体が「絵の中の地面」につくる「影」もつけることができるのです。
このように、対象物に「陰影」をつけ、対象物の「影」をつければ、簡単に「奥行きのある絵」を描くこともできるのです。
これは「四角いもの」だけでなく「丸みのあるもの」でも同じです。
人間の腕など「筒状のもの」を描くときには、「並行曲線(狭い間隔で均等に配した曲線)」を描き入れることによって、丸みがあり、「奥行きのある絵」が描けるのです。
「キスラー式」なら「絵の苦手意識」が克服できる!
「自分は絵が上達しない」と思い込んでしまうと、なかなか鉛筆を手にとろうと思わなくなってしまいますよね。多くの人は尻込みしてしまいます。
しかし、それは「誤った思い込み」で、今回紹介した「絵が上達しない人の3つの共通点」は、逆に言うと「絵が上達するための秘訣」でもあるのです。そして、「キスラー式」なら、それを簡単に身につけることができます。
「キスラー式」を使って絵の描き方を学べば、確かな自信の基礎が築けるのです。そうすると、みなさんは、創作表現として絵を描くことを楽しめるようになるはずです。
ぜひ、この機会に「キスラー式」の絵の描き方を覚えてください。「絵が描けない」自分を克服することができ、「自分にも上手な絵が描ける!」という「新たな自信」がわいてくることでしょう。
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