イーロン・マスクが他人の評価を意に介さない訳 2015~2016年、壮大な夢に挑み始めた頃の生声

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ますます注目が集まるイーロン・マスク氏の生声をお届けします(写真:Patrick T. Fallon/Bloomberg)
Twitterを個人で買収し、大規模なリストラを打ち出して世界中の注目を集めているイーロン・マスク。歯に衣着せぬ発言や大胆な改革が話題を呼んでいるが、一体彼を突き動かしているものとは何なのか。
これまでイーロン・マスクが社内メールやインタビューなどで語った言葉には、彼を支える信念や本音、時には弱音も含まれている。そんな生の声こそ、彼の目指す世界や一連の行動を理解するのに役立つかもしれない。
本人自らの発言だけを収録した『イーロン・マスクの生声』から、人類の火星への移住計画に本気で取り組み始めた時期の発言を、一部抜粋・再構成してお届けする。

何をするかが重要で、どう思われるかではない

<2015~2016年 《終わらない旅》
火星移住、人類のマルチプラネット化について多く語っていた時期>

革新的な車やロケットを新たに作ろうとしたら、1週間に40時間では無理だ。うまくいかない。火星の植民地化が1週間に40時間で実現するはずがない。
――『VOGUE』誌 2015年9月21日

 

地球と火星が最接近するのは約2年に1回なので、人間が火星に行けるのも2年に1回だけだ。でも、そんな制約の中で文明が発展していくのも面白いと思う。初対面の人とはこんな会話が交わされるだろう。
「どの最接近の時に、こちらに到着したんですか?」
――『VOGUE』誌 2015年9月21日

 

大学にいた頃、「マクロレベルで、人類の未来に1番影響を与えそうなものって何だろう?」と考えていた。
おそらく、インターネット、持続可能エネルギー、生命のマルチプラネット化、それから遺伝学、人工知能になるんじゃないかと。
最初の3つに関しては、実際に取り組めば、まず間違いなく人類のためになると思ったけど、最後の2つは危なっかしい面があると思っていた。
――「STVP Future Fest」イベント 2015年10月7日

 

重要なのは私が何をするかであって、将来、人々からどう思われるかではない。私はいずれ死ぬが、私のしていることは死んだあとも人々の役に立つだろうか。
――『GQ』誌 2015年12月12日

 

(宇宙船の設計仕様に関して)ちょっとした意見の相違があちこちであったよ。(中略)例えば、うんこの重量や体積をどの程度考慮しておくかってこととかね。それ、多すぎだろって感じだった。(中略)マジでそんな大量にうんこするの? って思ったよ。
――『GQ』誌 2015年12月12日

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