長友佑都が明かす「メンタルモンスター」の秘訣 「批判やミスの中にこそ成長のチャンスがある」
僕は「メンタルモンスター」
ポジティブすぎて「引かれる」ことがある。
つらくても、きつくて、苦境にあっても「ポジティブな姿勢を貫く」。
カタールワールドカップまでの道のり、僕の隣にはいつも「批判」がいた。もう、友達と言えるくらいの存在だ。僕を成長させてくれる「ガソリン」と言ったほうが近いか。
ポジティブでいると、思わぬ力を、特にここぞという場面で発揮することができる。ポジティブパワーがその人にもたらしてくれるものは、みんなが想像しているよりはるかに大きい。
そうやってサッカー人生を乗り越えてきたから、僕のメンタルはとてつもなく強くなったと思っている。残念なことにハセさん(長谷部誠)ほど「整って」はいないし、(本田)圭佑のように「リトル」を作れるほど器用ではない。
でも、本当に力を発揮できているときは、まるで自分が「超人ハルク」になったような感覚を持つことができる。相手がビッグクラブだろうが、強豪国だろうが負ける気がしない。見下ろしてプレーできる――そのくらいのゾーンに入れる。
「超人ハルク」は怒りでモンスターに変身する天才科学者だけど、僕の場合、メンタルでモンスターに変身できるサッカー選手。
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