孤立が平気な人こそ実は「メンタルに注意」なワケ 慢性的な疲労や寝つきの悪さはありませんか?
裁量が少ない仕事、職種では、キャパシティ以上の仕事を任されて押しつぶされてしまったり、逆に能力が発揮できずに悩むことも。「今は上の言うとおりにやるしかない」と割り切れればいいのですが、スパッと切り替えられる人ばかりではありません。
「飛び込み営業で全敗した」といった体験も、こじらせにつながりやすいファクター。単なる仕事上の失敗ではなく、自分が全否定されたと感じることのつらさ、怒り、イライラは強大です。「就活うつ」も、このタイプのこじらせの典型例といえるでしょう。
こじらせによるメンタル不調を防ぐには、まず、自身のこじらせやすさを自覚すること。そして、「風邪のひきかけに無理をしない」ようにすることが重要です。
「こじらせ」ないようにしっかり休息をとろう
孤立が苦にならないタイプも「孤独」には要注意!
多様な働き方が浸透してきた今、会社に所属しながらも、在宅ワークやサテライトオフィスでの仕事が中心で、チームメンバーとリアルに顔を合わせる機会がなかなかない、という人も増えています。
以前ならば、仕事の合間を見て気軽に相談できたことも、オンライン中心の働き方では勝手が違います。画面越しやメールでの相談では、なんとなく温度感が伝わらない、と感じている人も少なくないでしょう。「わざわざこの程度のことで、オンラインミーティングの時間をもらうのは申し訳ない」と、遠慮してしまう人もいるようです。
コミュニケーションがとりづらくなって、必要なフォローが不足したり、相談が滞りがちになったことから、不安を募らせてメンタル不調を発症する若手社員も多くいます。
その一方で、むしろ自分のペースで効率的に進められると歓迎する人たちもたくさんいます。「孤立」が苦にならず、自走型で仕事を回せる人たちです。逐一管理されずとも、自己調整しながら、効率よく進めることができるため、かえって生産性が上がったという事例も多いようです。
しかし、そんな「孤立上等」の人たちにとっても怖いのは、「孤独」です。
孤立は物理的・環境的に一人であることを指しますが、孤独は心理的に一人であることを意味します。よく「ぼっち」なんて言葉が使われますが、これもまさに孤独状態を表す表現のひとつ。
業務は一人でサクサク進められたとしても、その成果物を誰にも評価されなかったり、放置されたり、あるいは「期待していたものと違う」と非難されたり……。こうしたことが起こると、物理的な孤立ではなく、心理的な孤独感が強まります。
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