スーパー「買っていい肉」「ダメな肉」の決定的な差 意外と「お宝肉」が見つかる場合もある

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すき焼き、すき焼き肉
スーパーですき焼きにぴったりのおいしい肉を見つける方法とは?(写真:shige hattori/PIXTA)

日々お肉に触れ、生産者巡りをし、各地のお肉を食べ、お肉について議論している肉おじさんも、たまにスーパーの精肉売り場をのぞくことがあります。それは近所のお店だったり、商談のついでにちょっと寄ったお店だったりします。もちろん市場調査のためでもありますが、そこにとてつもなくお買い得なお肉を見つけることがあります。

スーパーマーケットのような量販店では、牛肉の部位なら肩ロース、もも、スジ、サーロインくらいの表記がほとんど、イチボやサンカクなどの部位を表記して売っているお店も時々ありますが、それはかなりまれです。

スーパーには「お宝肉」が埋もれている

そもそも量販店は、大量仕入れの販売なので、格之進のように細かく部位を分けていてはあまりにも手間がかかってしまうため、大きなかたまりとしての表記をすることになります。例えば、肩周りのお肉は、「肩ロース」「ウデ」「肩バラ」といった具合です(これは間違っているわけではありません)。

そのため、「肩ロース」の中に、ザブトン、肩ロースの芯が、「ウデ」には、ミズジ、ウデサンカクが、「肩バラ」には、ショートプレート、ブリスケも含まれていることがあるのです!つまりスーパーのお肉にはお宝肉が埋もれている可能性があるというわけです。

先日、中野のお店で見つけたのは、「和牛ももステーキ」と書かれていた商品。これはどう見ても牛の腰からお尻辺りのランプ肉でその中でもサーロインにつながっている“ランボソ”という部位。1頭から1キロくらいしか取れない希少部位です。やわらかくうま味がありスッキリした脂が特徴のお肉です。これが、100g498円は激安です! 細かなサシの入り具合、まるでヒレのような見た目のもも肉を見つけたら買いです。

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