1回500円「ブランコ」が瀕死の観光地を救った奇跡 異例の有料化でも「5時間待ち」の大ヒット!
小雪とコロナのダブルパンチ
2020年4月、新型コロナウイルスが全国的に蔓延し、第1回目の緊急事態宣言が発出されました。これに伴い、全国の観光施設は営業自粛を余儀なくされ、収入が実質ゼロの期間が続くようになります。
私が経営に携わる「白馬岩岳マウンテンリゾート」も、重要な稼ぎ時であるゴールデンウィークの期間を含め、ひと月以上の営業休止に追い込まれました。
その直前のスキーシーズンも記録的な小雪だったことと、シーズン後半からコロナの足音が響き始めていたこともあり、非常に苦しい状況になっていました。この苦境にコロナ禍が追い打ちをかけたかっこうで、業績も一気に大赤字に転落。倒産寸前の大ピンチです。
2018年10月に白馬マウンテンハーバー(参照記事:元官僚46歳「夏に稼ぐスキー場」を生んだ逆転人生)を開業し、2019年にはグリーンシーズンの集客を大幅に伸ばしたところでした。スキー場であるにもかかわらず冬を超える数のお客さんにお越しいただき、ようやっと「夏に稼ぐスキー場」になりかけていた矢先に、この大ピンチがやってきたのです。
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