57歳で急逝「青山真治監督」ゆかりの人が語る素顔 とよた真帆、宮崎あおいなどが素顔を明かす
2022年3月21日、映画監督の青山真治監督が57歳で急逝。あれから半年以上の月日が過ぎたが、この秋、青山監督の功績を“再発見する”試みが各所で行われている。本記事では青山監督にゆかりの深い人たちのコメントを紹介しながら、その人となりを探ってみたい。(本文中の敬称略)
日比谷・有楽町エリアで行われた第35回東京国際映画祭では、10月25日に代表作であり、カンヌ映画祭で2つの賞を受賞した『EUREKA ユリイカ』を上映。映画上映後には、同作に出演する宮崎あおい(崎はたつさき)、斉藤陽一郎らが舞台あいさつに登壇。青山監督への思いをせつせつと語る宮崎が涙を流すひと幕もあった。その様子を一部抜粋し、紹介したい。
宮崎あおい「まだ観るには時間が必要」
宮崎:わたしは2017年に東京国際映画祭で『EUREKA ユリイカ』を上映してもらって。トークショーを行ったんですが。ただまだ観るにはちょっと時間が必要かなという感じです。
斉藤:今日は本当に、久々にあおいちゃんと会えてすごくうれしかったんですけど、本来いるべき人がいない状況でトークするというか。逆にいないことでトークが成立しているということがとても悲しく、複雑な気持ちです。
『EUREKA ユリイカ』は観るたびに常に新しい発見があるんですけど、(宮崎将演じる)お兄ちゃんの直樹くんが、海を見に行け、お前の目を通して俺に海をみせてくれ、というセリフが今回はすごくひっかかって。青山さんからのメッセージのように受け取ったんです。つまり海というのは、映画にも置き換えられる気がしていて。
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