苦節5年で合格できたそのわけとは?

あなたにも出来る!社労士合格体験記(最終回)

私は誰にでも必ずチャンスがやって来ると信じています。そして、そのチャンスをつかめるかどうかは、もちろん自分の実力や周りの助けもありますが、時の運やご縁の力も大きいと感じています。私にとってこの年は行政書士試験合格、知人のご縁で希望業務への転職と波に乗っていました。調子のいいときは調子に乗って一気に突き進めば、不思議と結果がついてきたりするものです。

教え子2人も合格

社労士に合格したことで受験は終わりましたが、実は合格はあくまでも通過点で、そこからがチャレンジの始まりでもあります。私の場合は行政書士法人に転職し、すでに行政書士の修行を始めていましたが、社労士実務の経験はなく、社労士として登録できるようにするために、翌2009年に事務指定講習を受けることになります。しかし、開業にはそうとうな費用がかかることもあり、すぐには登録しませんでした。

ところが2010年に転機が訪れます。まず年賀状に社労士合格のことを書いたことがきっかけで、友人から声がかかりこの連載が始まります。連載を執筆することで、ただ成り行きで進んできたこれまでの自分自身の歩みを整理することができ、次の一歩を決断する自信も湧いてきました。ちょうど行政書士法人での修行も2年が経過し、次のステップへという頃合になっていました。

そんな折、親の介護で熊本へ帰郷する先輩の壮行会に参加すると、社労士の資格を取れば親の介護をしながら仕事ができそうだから勉強していると、その先輩は言うのです。私の合格体験を話すととても感激してくれ、その後、先輩が学ぶ受験予備校が社労士有資格者の職業訓練講師を募集していることを教えてくれました。

あんばいよく面接まで行くと、私がかつて職業訓練をきっかけに社労士資格を取得したことが高く評価されました。かつて生徒だった私が教壇に立つことになるとは本当に不思議なご縁です。

また、教える立場になると何回も試験に落ちていることが逆にプラスになり、生徒の励みにもなったようです。恩返しのつもりで一生懸命教えると、なんと最初に受け持ったクラスからいきなり2人が合格し、私自身が驚かされました。講師業自体は2012年に現在の会社に勤めるため終了しましたが、2013年には紛争解決手続代理業務試験に合格、特定社会保険労務士になることもできました。

次ページすでに新たなチャレンジが始まっている
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