有料会員限定

地元経済界悲願の「道の駅」をサクッと喰ったリース大手。海の街・神奈川県茅ヶ崎市で渦巻く憤怒

✎ 1〜 ✎ 6 ✎ 7 ✎ 8 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小
「道の駅 湘南ちがさき」の外観
7月にオープンする「道の駅 湘南ちがさき」

特集「喰われる自治体 ―告発―」の他の記事を読む

コンサル会社が地方創生を掲げながら自治体を喰い物にしている実態に迫った特集「喰われる自治体」から1年。本特集では、寄せられた告発を基に第2弾を展開する。

神奈川県茅ヶ崎市。太平洋に面した「海の街」のイメージが色濃い同市で、地方創生の将来を占う注目事業がある。この7月にオープンする「道の駅 湘南ちがさき」だ。

地域経済の拠点になることが期待される施設だが、地元では事業の「委託先」をめぐって波紋が広がっている。

茅ヶ崎市が事業を委託したのは、建設業大手・大和グループの一角、大和リース(本社・大阪市)を代表とする企業グループ。市の決定に疑問の声が上がったのは、この「道の駅」は、選考で敗れた地元茅ヶ崎市の経済界が15年かけて構想を練ってきた肝煎りプロジェクトだったから。地域経済の将来に向けて時間をかけて練り上げた構想が、大手企業にサクッと喰われてしまった格好だ。

次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD