「桃太郎」「3匹の子ブタ」の”物語の要点”を≪20秒で≫伝えることができますか?「伝えるのが上手な人」がやっている話の『引き算』のコツ

伝え方を考えてみる
伝えたいことを「全部」伝えようとして、失敗する人がいます。話を「引き算」でシンプルにする、要約するというのは「伝える力」の重要な要素のひとつです。誰もがよく知っている昔話を例に、「物語をすべて伝える場合」と「簡潔に伝える場合」「エッセンスを含めて物語を簡潔に伝える場合」の違いを考えてみます。
例えば「桃太郎」。「物語としてすべて伝える」場合は、「昔々、あるところにおじいさんとおばあさんが暮らしていました。ある日、おばあさんが川で洗濯をしていたら……」という流れから、桃太郎が鬼を退治して村に戻るところまで、つまり1から100までの要素をすべて話すことなります。話し終えるのに少なくとも5分ぐらいはかかるでしょう。
では、「桃太郎の話」を簡潔に伝えるとしたらどうなるでしょうか?
答えは「桃から生まれた桃太郎が鬼を退治する話」ですよね。他の「伝える本」やセミナーなどでよく出てくる例でもあります。
しかし、「桃太郎のすごさを簡潔に伝える」場合はどうでしょう。つまり、エッセンスを含めて伝える場合です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら