下着ユニバが「令和らしい炎上」である3つの理由 バカッターの歴史が若い世代に受け継がれず…

拡大
縮小
下着ユニバ
(写真:K-Angle/GettyImages)

先日からSNS上で「下着ユニバ」「下着USJ」なる単語が話題になっている。まるで下着のような露出度の高い衣服をまとって、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)を訪れた女性たちの写真が拡散され、風紀を乱すのではと、批判が集中したのだ。

SNSで影響力を持つインフルエンサーを起点とする炎上事案は珍しくないが、今回は施設側が「ルールとマナーへの協力」を呼びかける声明を発表するまでに発展した。

マスコミ各社にも報じられた今回のケース。一見すると、炎上としては異例に思えるが、経緯や背景をひもとくにつれて、これは「令和の炎上」の代名詞的な事案になるのではないかと思えてくる。

下着ユニバ、拡散と炎上の経緯

USJでは現在、ハロウィーンイベントが開催されている。ハロウィーンといえば仮装だが、話題となった写真もまた、「コスプレ」として投稿された。インスタグラムにあげられた画像は、建物の前の階段に、複数人が腰掛けているもの。詳細は割愛するが、とくに前列2人の女性の露出部分が多いように見受けられる。

この画像は、ツイッターにも転載され、主に「家族連れや子どもたちが多数訪れるテーマパークで、刺激的な格好をするのはいかがなものか」といった批判の文脈で拡散された。

ユニバ公式ツイッター
公式ツイッターによる「お願い」も話題に(出所:USJ公式ツイッター)
次ページUSJ公式がアナウンスする事態に発展
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT