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ライフ #がんでも認知症でも大丈夫 「在宅ケア」のススメ

無責任で人任せの息子を持った親の「介護の顛末」 認知症とがんを患う母親、自宅で転倒し骨折…

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  • 中村 明澄 向日葵クリニック院長 在宅医療専門医 緩和医療専門医 家庭医療専門医
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KuKuRuは看護師や介護士が24時間常駐しており、がん末期の方をはじめ、医療行為が必要な方も多い施設です。入所後は、千葉に住む弟がKuKuRuの近くにある実家に泊まり込み、毎日施設を訪れて、父母を見守りました。

施設との窓口は主に兄でしたが、兄弟間での連携がしっかり取れていて、つねに情報共有し合っていたようです。子どもたちに見守られながら、夫が亡くなるまで、2人は同じ施設で共に過ごすことができました。

家族間の信頼関係が大事

遠方に住んでいても、家族間で信頼関係ができていると、情報共有もしやすく、しっかり家族が支えられます。それは、本人にとっても大きな安心につながるはずです。

Bさん夫婦の子どもの場合、「自分たちが父母と同居して介護するのは難しい」という方針が最初からはっきりしていたのも、施設への入居がスムーズに進んだポイントです。「ここまではできるけど、ここからはできない」という線引きを明確にするのも、いざというときに円滑に進めるために大切です。

時折、冒頭の息子さんのように大事な局面で決断ができず、「先生が決めてください」「私は判断できません」という家族がいます。ですが、意思決定は本人か家族が行うべきこと。意思決定の材料は、私たち医療者側もできる限り提供しサポートしますが、本人が意思決定できないときの決断は、家族の役割になります。

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本人と家族が離れた場所に住んでいる場合、できることにどうしても限界が出てくるのは事実です。しかし、遠方に住んでいても、大事な場面で意思決定に関わったり、在宅ケアや施設での生活を支えたりすることはできます。

具体的に家族がどのように関わり、支えるのが望ましいか、次回解説します。

(構成:ライター・松岡かすみ)

KuKuRuのスタッフカウンターで看護師、介護スタッフと相談する中村医師(撮影:向日葵クリニック)
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