東大生が見た「結果が出ない人」の超残念な学び方 同じ時間をかけて「成長しない人」「する人」の差

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ところでみなさんは、「パーキンソンの法則」というものを知っていますか?

例えばAさんに「2時間でこの仕事を終わらせてください」と言ったら、2時間でその仕事を終えることができます。しかしここで、Aさんに対して同じ仕事量の仕事を与えて「1時間でこの仕事を終わらせてください」と言ったら、さっきは2時間かかった仕事を1時間で終えることができたのだそうです。

Aさん以外の多くの人に関しても同じ結果が得られ、かつ実践した人の感覚的には、1時間の仕事も2時間の仕事も同じく努力していて、2時間よりも1時間のほうがキツかったとか手を抜いたとか、そういう感覚もほとんどないのだとか。

「目的と制限時間」の設定で、成果は劇的に上がる!

つまり僕たちは、「この時間で終わらせよう」という時間制限を意識して努力すると、その時間制限の中でどう努力するか設計することができるわけです。

逆に、「とりあえず数学やろうかな」などと考えていると、目的もなくだらだら時間だけが経過して、結局時間をかけたわりに何も得られていない、という最悪な状態になってしまいます。

「この時間内に、この目的を達成しよう」と時間制限を設定したほうが、結果につながりやすいのです。だから必ず、目的を決めると同時に、「それにかかる時間/かけてもいい時間」を設定してみましょう。たったそれだけのことで、努力の効率がかなり向上し、結果につながるようになるはずです。

いかがでしょうか?

努力する前に、その努力の目的と、それにかかる時間を考える。そして終わったらチェックをして、明日の目的を考える

この習慣があるだけで、結果につながる努力ができるようになります。ぜひ頑張ってみてください!

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