「やりたいことが見つからない」人の残念な思考 「やりたいこと探し」に時間を浪費する本末転倒

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私が定義する「やりたいこと」とは、次の通り。

『自分だけの強みが遊ぶように見つかる 適職の地図』P.71より

つまり、あなたの「理想の未来」を実現するためにできること=あなたの「やりたいこと」なんです。もちろんその「やりたいこと」には「お金になるかどうか」「一生続くかどうか」「社会的に価値があるかどうか」は必須条件ではありません。

あなたの理想の未来につながるものでさえあれば、それはどんなことでも正真正銘あなたの「やりたいこと」です。そう捉えてみると、不思議と「やりたいこと」が具体的にいくつも浮かんでくるようになります。

たとえば、あなたの理想の未来の第1位が「大きな庭のある暮らし」だとします。すると、それを実現するためには「庭付きの家を購入する費用を捻出したい」と考えますよね。

じゃあ、具体的にどんな手段があるのか?と考えてみると……

・節約して貯蓄を増やす

・昇進して年収を上げる

・転職して年収を上げる

・副業でお給料以外に稼ぐ

・資産運用をしてお金を増やす

など、たくさんの手段が考えられます。

どの手段を実行しても、あなたの「理想の未来」の実現に近づきそうです。ということは、これらすべてがあなたの「やりたいこと」と言ってよいのです。

節約、昇進、転職、副業、資産運用……どれにチャレンジしても着実に「理想の未来」に近づけるとしたら、どうでしょう? 考えただけで「どれからやろうかな?」とワクワクするのではないでしょうか。

他の例でも同様に考えてみましょう。

たとえば「いつも自信に満ちあふれた人になる」という理想の未来がある人は、

・毎日大好きなファッションで働ける職場に転職する

・得意な英語に関わる仕事に就く

・後輩に仕事を指導するポジションに昇格する

・あえて苦手分野が克服できそうな営業部に異動する

などのように、また違った「手段」が浮かぶと思います。これらすべてがあなたの「やりたいこと」リストです。

このうちどれにチャレンジしても、あなたの理想の未来に道がつながっているので、好きなものを選んで、自由にどんどんチャレンジしていくといいでしょう。

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