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早期ならほぼ治る大腸がん「検便」は超優秀の理由 精度高める採取のポイント、容器入れすぎ注意

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  • 君塚 靖 えむでぶ倶楽部ニュース編集部 記者
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ところが、大腸がん検診で「陽性」、つまり要精検になった人の3割以上の人が精検を受けていないという。精検受診率について国は目標値として9割以上を掲げているが、国立がん研究センターがん情報サービスの「がん登録・統計」によると、男女合計の全国値は71.4%(2018年度)にとどまっている。

1位は宮城県、最下位は沖縄県

都道府県別で見ると大きなばらつきがある。上位は宮城県(84.4%)、岩手県(83.5%)、新潟県(82.8%)で9割に近づいている一方、低いのは沖縄県(57.6%)、東京都(60.7%)、三重県(62.7%)。前出の松田氏は、「大腸内視鏡検査を一度でも受けていれば、大腸がんで死亡する危険性が格段に減る」ことを周知するのが重要だと話す。

精検受診率向上に向けて、健診やがん検診受診者に電話や郵送の書面で受診勧奨するのはこれまでよくある施策だが、石川県七尾市にある恵寿総合病院では、検査で「要精検」や「要治療」となった人に受診勧奨をするメール配信を始めた。検査結果送付後、2週間経ったタイミングで受診者にメールが届き、医療機関を受診するよう促している。

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【精検受診率が低い理由とは?】

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