相方ブレークで「麒麟」田村裕が思うコンビの意味 「ホームレス中学生」から一転、収入は今厳しい

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ポジティブになって変な意地もなくなったというか、見直したこともあります。

ずっと川島への対抗心があったんです。これは僕だけじゃなくて多くのコンビで持っていることだとも思うんですけど、相方には負けたくないと意地を張ってしまう。

川島とは違うことをする。オレはオレだ。自分の感覚で売れる。そんな思いがあったので、川島がやっていることの逆をやるようになっていったんです。

川島は“番組アンケートを頑張って書く”“収録前にあらゆる準備をする”という感じで、しっかりと一つ一つ積み上げていくタイプ。

でも、僕は対抗心もあって“用意なんてしない。ひらめきと人間としての面白みで勝負するんだ”と逆、逆に行ってました。

相方は人間関係のすべて

もちろん、それで結果を出せる人はいいですけど、普通に考えて、川島は売れるような積み重ねをしているから売れている。シンプルにそこに気づきました。だいぶ遅い話ですけどね(笑)。そこに気づいて、川島のマネをするようになりました。

ここにきて、コンビとは何なのか。それを考えたりもします。これまで引っ張ってくれたのは川島やし、メチャメチャありがたいことだと思っています。

それと同時に兄弟でもあり、しかも兄でも弟でもあり、双子でもあり、恋人でもあり夫婦でもあり、ビジネスパートナーでもある。人間関係、全て当てはまるのが相方です。全部当てはまるからこそ、一言では言えないのが相方なんですけどね。

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