一念発起で「脱サラ!」失敗する人の三大特徴 上司もいない中、自分を律することができるか

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脱サラで成功する人とそうでない人の違いとは(写真: beauty-box /PIXTA)
企業勤めを続けるか、「脱サラ」して独立するか……。さまざまな経験を積むことで、その先のキャリアプランに頭を悩ませる人も多いでしょう。
脱サラし独立を選んだ場合は、自分を縛る社則も上司もいないため、事業計画や営業力だけではなく、自分自身を律する力も問われます。そのため、失敗する人も多いのが実態です。失敗しないためのポイントはどこにあるのでしょうか。

私は年間100件超の経営相談に乗っています。そういった経験の中で、サラリーマン時代は活躍していたにもかかわらず、独立してうまくいっていない人からの相談も数多く受けてきました。

そういった人にはいくつかの特徴があります。今回はその特徴についてお話ししたいと思います。

自由度が手に入る一方で…

その1つは、「自分を律することができない」という特徴です。

会社勤務と独立の最も大きな違い、それは自由度です。独立すると自由が手に入ります。独立後は意思決定の連続です。自分を律することができない人は、次第に自分に甘い意思決定をするようになります。

独立すると、ビジネス上の意思決定はもちろんのこと、今日は仕事をするかどうか、朝何時に起きるかまで自由に決められます。サラリーマン時代は出社時刻までに出社する必要があるので、自ずと生活リズムができます。しかし、独立後は自分を縛る社則もなく、上司もいません。

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