このカバーを開いた状態でiPhoneをスタンドに立てかけると、膝の上でも安定する。これは、タブレットではできない。ノートパソコンのみで可能だったラップトップのスタイルだ。記者会見などの取材でテーブルがない席であっても、この組み合わせならメモを取ることができる。
満充電で6カ月の使用が可能
このキーボードで筆者が最も気に入っているポイントは、使い始めて2カ月弱たつが、まだ1度も充電していない点だ。
カタログによると満充電から使い始めておよそ6カ月間の電池寿命があるという。まだ使っている期間が2カ月に満たないため、電池切れの瞬間を経験できずにいる。
電池をさほど気にしなくても良い点は、モバイルデバイスを持ち運ぶ上で大きなメリットと言える。使いたいのに電池がない、というもどかしさから、半年間も解放されると言うことだ。もっとも、電池切れになると困るので、そろそろ充電したくなってきており、電池切れの瞬間を体験することはないだろう。
本体の重さはおよそ365グラムとiPad miniよりも重たい。厚みはカバーをいれて12mm。カバーは取り外すことができ、キーボード本体と離してスタンドとしても利用できる。ただ、「Microsoft」と書かれた、ラバーの質感をした面は、机の上が汚れているとゴミが付きやすい。しかも取りにくいので注意したい。
オンタイムだけでなく、オフのメールやメッセージ、あるいは何か思いついたアイディアを書き留める時にも、筆ならぬ指が走るだろう。ファブレット1台でできることを拡げてくれるコンパクトで実用的なキーボードを、試してみてはいかがだろうか。
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