同じように、原稿を書く作業もまた、iPhoneだけではなかなか筆が進まなかった。前述の通りタイピングのスピードが上がらないうえ、画面の1/3ないし半分がキーボードで隠れてしまい、前後の文章を見渡しながら書いていくことができないからだ。
フリック入力の鍛錬も進んでいるが、やはり完全に慣れきったキーボードでの入力は、仕事の効率だけでなく、円滑な思考にも重要なツールといえる。コンパクトで使いやすいキーボードとスマートフォンとの組み合わせは、こうした瞬間を助け、荷物を軽くし、より時間を有効活用できるようになるだろう。
どのような使い心地か
この原稿はiPhone 6 PlusとUniversal Mobile Keyboard、そしてアプリ「iA Writer Pro」を使って書いている。
カフェのカウンターテーブルでキーボードのカバーをノートパソコンのようにぱかっと開けると、自動的に電源が入り、iPhoneとペアリングされ、使えるようになる。iPhoneをキーボードカバーにある溝に横長に立てると、画面はすべて文章が表示され、文章を書くことに集中できる。
写真のiPhone 6 PlusにはDAQの&Meshというオレンジ色のカバーを装着している状態だが、きちんとスタンドに立てることができた。10mmまでの厚みのデバイスであれば、スタンドが利用可能で、薄めのケースであれば大抵問題ないだろう。
キーピッチは16mmで筆者が普段使っているMacBook Proや、Happy Hakickng Keyboardの19mmよりは狭いものの、すぐにタイピングのペースをつかむことができた。キータッチは浅いが、軽快に指を運ぶことができた。
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