4度目の受験でも選択式問題を失敗 あなたにも出来る!社労士合格体験記(第84回)
会場到着後はトイレの位置をチェックし、午前中の選択式の予想問題から先に目を通し、余裕があれば択一式も時間ぎりぎりまで目を通します。あくまでも予想問題ですから、択一式の論点が選択式で出題される可能性もあるからです(なお、2011年の試験から節電対策で、択一式が午前中になっていますので、今ならもちろん択一式から先に目を通します)。
この年の試験は選択式に多少の難問がありましたが、択一式は前回に引き続いて比較的易しい問題だったと感じました。全体的な手応えは十分で、それなりの達成感はありました。
ところが、帰り道で各受験予備校が配布している午前中の選択式の解答をもらって、前回の帰路同様に膝から崩れ落ちてしまいました。「厚生年金保険法」の科目で5問中3問の合格基準点に1点足りなかったからです。時の運もわれに味方せず!? 毎年同じ轍の繰り返しという現実に、どうしようもない挫折感に襲われ、しばらく動けなくなってしまいました。
ただ、社労士試験は絶対評価ではなく相対評価なので、まだ不合格と決まったわけではありません。11月の合格発表まで結果はお預けですが、1点差であれば救済の可能性もわずかに残っています。しかし、あまりの脱力感に当日の解答速報会にも行く気をなくしてしまいました。
選択式の鬼門
ところで、選択式は私にとって鬼門です。1度目と3度目の試験で、選択式、択一式共に総合点はクリアしながら、「労務管理その他の労働に関する一般常識(労一)」の選択式で5問中3点の科目基準点に1点足りず不合格となったためです。
しかも、どちらも救済があるかもしれないと言われながらも、結局、救済はなく、時の運からも見放されていました。本来なら今年こそはすっきりと8科目すべて基準点を超えたいところでした。
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