新入社員を採用するのも、最初は損からスタートです。オフィスの移転や、新しいパソコンの購入もです。それらを資産として手に入れることで、キャッシュフローは一時的にマイナスになります。
しかし、そこから将来得られるリターンが大きくなることを期待して、投資を続けます。つまり、将来のリターンと期待値(これをリスクプレミアムと言います)を計算して、現在の損をぐっと我慢するわけです。
株式投資の向き不向きがわかる心理テスト
では、どんな人が株式投資に向いているのでしょうか? その心理的な特徴を解説するために、あなたの投資家としての心理状態をテストしたいと思います。
問1 あなたは、賭け事に興味がありますか?
これは、ある大学の研究で実際に出された質問です。その研究の結果、ギャンブルにあまり興味がない人のほうが、株式投資に向いていることがわかっています。
意外と思われるかもしれません。しかし、つい熱くなって財産をつぎ込む、という行為の本質的な部分には人間の怒りがあります。自分を思いどおりにコントロールできない怒りを、目の前のギャンブルにぶつけている行為にすぎないのです。
実際、株式投資では自分のアンガーマネジメントができずに、感情をコントロールできない投資家は、資産を失う可能性が高いです。
いちばんやってはいけないことは、怒りに任せてマイルールを無視することです。
逆に、自分で決めたルールに対して、怒りから距離を置いて冷静に対処できる人は株式投資に向いていると思います。
株式投資というのは、その人の性格によって向き不向きが明確に出るのです。
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