投資を当てにしないサラリーマン長者の共通心得 1億円以上保有の日本人は366万人と現実味

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日本の富裕層の数は世界3位(写真:Graphs/PIXTA)

「億万長者になりたい」「お金の心配をせずに暮らしたい」というのは多くの人の願いですが、会社員は「宝くじでも当たらない限り無理。自分には関係ない夢物語」と考えがちです。

ただ、日本には借金を除いた金融資産を百万ドル(約1.1億円)以上保有する富裕層が366万人いて、アメリカ・中国に次いで数が多いそうです(クレディスイス2021年調査)。会社員が億万長者になるというのは、そんなに荒唐無稽な話ではありません。

昨年12月から今年8月にかけて、日本の富裕層5人にインタビューをしました。5人はいずれも会社員で、遺産などに頼らず自力で1.3~5億円の純金融資産を築いた「サラリーマン長者」です。

インタビューを踏まえて、3回に分けて「サラリーマン長者」の実態と財産を築くためのポイントを紹介しましょう。1回目の今回は、彼らがどのようにして巨万の富を築いたのか、逆になぜ大半の会社員は億万長者になれないのか、という疑問について考えてみます。

支出を抑えることが肝心

財産を築くには、「収入を増やす」か「支出を抑える」かです。まず、「財産を築くうえで収入を増やすのと支出を抑えるのでは、どちらを重視していますか?」と尋ねました。

最初にインタビューしたのが、新田良平さん(仮名、40代男性)。電機メーカーに勤める傍ら20代から小型株投資を始めて、20年かけて2億円の純金融資産を築きました。新田さんから、私の質問を思い切り否定されました。

「日沖さん、それって愚問じゃないですか。投資で勝ち続けるのはプロでも難しいので、支出を抑えないと財産が残らない。でも、支出を減らすだけでは数千万円貯めるのがせいぜいで、億単位の財産は築けない。起業家とか専業投資家はわかりませんが、我々のようなサラリーマン長者は、両方ともしっかり取り組んでいるはずですよ」

それでも敢えて「収入を増やす」と「支出を抑える」のどちらを重視しているかを選んでもらったところ、新田さんを含めて5人全員が「支出を抑える」方だと答えました。

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