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投資を当てにしないサラリーマン長者の共通心得 1億円以上保有の日本人は366万人と現実味

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  • 日沖 健 経営コンサルタント
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ただ、ケチケチの節約生活は、あまり長続きしないのではないでしょうか。小松芳朗さんは(仮名・40代男性)、マンション投資とETFの積み立て投資の2本柱で5億円の純資産を築きました。節約生活を続けるコツについて語ってくれました。

「世間で紹介される節約術は、一通り試すようにしています。試してみて、自分の性分に合わないようなら諦めて、続けられそうなものだけをしっかり続けるようにしています。私はライブに行くのが好きなので、かなりお金を使っています。何でもかんでも節約となると、息が詰まって長続きしません。メリハリをつけるのが、長続きするコツだと思います」

見栄が最大の敵

ここまで読んで、「その程度の節約なら俺でもやっているよ」という方が多いのではないでしょうか。“塵も積もれば山となる”ということわざがあるものの、「これくらいの努力で、本当に億万長者になれるの?」という疑問も湧いてきます。

加藤匡さんは、「日常のケチケチは欠かせませんが、サラリーマン長者になるための必要条件にすぎません」として、もう一歩踏み込んだ節約が必要だと主張しています。

「支出の中でやはり金額的に大きいのは、住宅・教育・保険・自動車。これらの支出を抑えることが、ポイントだと思います。私は、ずっと安いアパートで暮らし、十分に資産を作ってからようやく最近自宅を購入しました。子供は、高校まで公立学校に通わせました。生命保険は資産を持っていれば必要ないので入っていません。自動車も都市部で暮らす私には不要です」

こうした大きな節約をするうえで障害になるのが、周りの人に対する見栄です。小松芳朗さんは、見栄を張って贅沢をしてしまうかどうかが「貧乏父さんとサラリーマン長者の分かれ目だ」と言います。

「サラリーマンは、どうしても会社の同僚を意識して見栄を張ってしまいます。とくに社宅に住んでいると、同僚の誰がどうしたという情報が入ってきます。私は大手企業で社宅に住んでいた頃はあまり節約できませんでしたが、転職して社宅を出たら俄然お金が貯まるようになりました」

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【見栄を張って無駄な支出】

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